今日も散歩

昨日は実家から南側を徘徊したので、今日は北側を歩いた。
通っていた小学校は、やはり校舎の数が激減していた。
学校の隣にある文房具屋は健在だった。店のスペースは狭くなった気がするが錯覚かもしれない。学校近辺の坂道が、こんなに短かったか、と感じた様に。と、坂の上から子供が二人ほど駆け降りてきて、店に入って行った。奥から老人が出てくる。嗚呼、かの人は昔自分の応対もしてくれたのだろうか。正直自分は覚えていない。
店を離れ歩いていくと、団地の前を通る。ふと、ここに一時同じクラスだった子の事を思い出した。学年が上がってクラスが別になって5年か6年の時に火事で死亡してしまった彼。他にも一人二人、小学校時代に早世した知己が居た事を何故か思い出した。
バブルも失われた15年も知る事なく逝った彼らは、生きていたらどんな人生を、と、詮無い事と知りながらも、思わずにはいられなかった。